
調整式カムスプロケット、既製品が無いので作りました。5色くらいあります。
近日中にオンラインストアに追加しますのでご期待下さい。
調整式カムスプロケット、既製品が無いので作りました。5色くらいあります。
近日中にオンラインストアに追加しますのでご期待下さい。
当社のちょいヒット商品の2ZZ変換フランジ、しばらく欠品していたのですが、入荷しました。
MR-Sに2ZZをスワップする際に使用する部品です。痒い所に手が届く系の部品ですね。
オンラインストアよりご購入頂けます。
CL7、CL1、RB1等のホンダ系のブレーキ強化キットを開発中です。334mmローター+ブレンボ4POTモノブロックキャリパー用。355mmローターと組み合わせることも出来そうです。こちらは製品化までもう少しかかりそうです。
よく使われるレジェンドキャリパーだと、ピストン径が大きすぎてブレーキバランスが崩れがちなので、当社製ではブレーキのコントロール性が崩れないピストンサイズの物を使用します。
今回は電制4スロ(以下ITBW)の取り付け関連のネタでECU(エンジン制御用コンピューターユニット)について。
随分一般的になってきたK20Aスワップですが、ECUはDC5系を使用する場合が多いです。HondataやDoctronic等の純正ベースも悪くは無いのですが、ベースの純正ECUの価格高騰と円安の影響でメリットが少なくなっています。
さて、アコードに何使いましょう、4スロなら必然的にLinkかHaltechかな。などと考えつつ調べたら、いつの間にか発売されていたLink ECUのDC5用プラグインモデル。今後の為に、こいつを試す事に。
K20Aに良く使われるECUの特徴をまとめると以下のようになります。
メリット
変更箇所が少ない場合最低限のデータ変更で現車合わせ出来る
純正と同様にトラブルシューティングが出来る
短時間のデータロガー搭載(Hondata)
デメリット
中古ECUがベースになるので耐用年数に不安がある
四連スロットルへの対応は困難、とりあえず走るレベルにしかならない。
メリット
基本的に全てのパラメーターを設定でき、あらゆる仕様に対応出来ます。
DC5&EP3用のハーネスにカプラーオンで取り付け出来ます。
内臓ロガーが高性能
DBW用の拡張ポート付き
ハードウェアに縛られない高い拡張性
デメリット
ベースのデータが無いとセッティングが大変*
純正ECUのケースが必要(ケースは安価な他車種用を流用可能です)
純正ラムダセンサー非対応
CL7とDC5のECUは残念ながら互換性が無いので、取り付けの手間は汎用のフルコンの取り付けとほぼ変わりません。K20Aの場合、VVTとVTECがハイサイドドライブ(12V側制御)なのに注意が必要です。今回は純正ECU残しのアダプターハーネス製作+エンジンハーネス小加工で対応しました。
普通の車両へのCivic Link K20Aの取り付けも承りますのでお気軽にお問い合わせください。じっくり作りこんだ質の高いベースデータ有ります。
他にはDBW用にアクセルペダルを加工。オルガン式なのでリンケージ側を加工、交換してあります。車両側無加工で取り付け出来るようブラケットを設計製作しました。
小技でアクセルポジションセンサーユニット内のペダルのスプリングを入れ替えて強化してあるのがコントロール性向上の肝になっています。
つづく
開発車両としてCL7を導入してみて、名機K20Aを楽しみつくす為に何が必要か考えました。
導入してからしばらく乗ってみて一番気になったのはアクセル踏み始めのギクシャク感。大き目のスロットルボディーとストロークが短いオルガン式ペダルの相乗効果で唐突にトルクが立ち上がる傾向にあります。純正ECUを対策データに書換える事で改善できるそうなのですが、冷間時以外は踏み方でカバー出来たのでとりあえず保留に。だってフルコン入れるからw
さて、何から始めるか。チューニングベースとして人気のあるエンジンなので、大抵のパーツは既製品で間に合います。なのでECUセッティングマニアらしくタイトルのブツを開発する事にしました。
ポート形状やインジェクターの位置、角度に拘って設計してあります。
実際に4スロ取り付けてセッティングしたところ、触媒付きのノーマルエンジンだとパワーはそれ程伸びませんが(ノーマル比+25馬力程度)乗り味が激変。かつ街乗りの乗り易さもあっさりと純正を凌駕。
エアコン入れてもアイドリングはばっちり安定。普通にトロトロ乗ってる分にはイージー過ぎて4連スロットルとは分からないかもしれません。しかし、ひとたびアクセルを踏み込むとワイルドな吸気音が炸裂しながら爽快な加速が始まります。純正エンジンなのであまり期待していなかったけど、これは想像より遥かに良いw
控えめに言って最高、俺が欲しかったのはこれだ。
つづく
今更感はありますが、ようやく出来た。4E-FTE純正相当の鋳造オーバーサイズピストン。今まで鋳造ピストンはロット数の問題で手を出すことが出来ませんでしたが、ようやく何とかなりました。
ハードなチューニングやハードなサーキット走行を行わず、普通に乗りたい人には最高の選択肢になると思います。ハードチューンには黙って鍛造ピストン使う事をお勧めします。
見て分かるようにWPC処理済みのファインチューン仕様です。一台分での販売となりますが、セット内で重量合わせ済みです。ピストンピンはフルフローコンロッドにも対応できるようにサークリップ溝も切ってあります。ピンも若干短めで、そのままでフルフローに対応出来ます。
この辺は純正ベースで内燃機加工屋さんに頼むと結構コストかかりますが、専門メーカーならではの対応力で実現しました。
こちらは4E-FE(NA)エンジン用。ターボ用の冠面が凹型だったのに対し、こちらは凸型になって圧縮比を確保しています。NA用だと中国製の怪しいピストンが海外で出回っていますが、当社のは純正系の仕事も手掛ける信頼できるピストンメーカー製です。こっちもWPC&フルフロー対応。
E型マニアなので5E-FHE用も用意してます。ロングストロークになるので凸部が4E-FE用よりちょっと低め。4E-FE用ピストンを使用してハイコンプ5Eってのも有りだと思います。その辺はお好きにどうぞw
詳細は弊社オンラインストアにてご確認下さい。
2ZZエンジンも世に出て20年程が経ち、色々な不具合を見かけます。プラグはもちろん、エアフロセンサー、イグニッションコイルも定期的に交換した方が良いと思います。当店でセッティングする際には点検して必要に応じて交換しております。
さて、そのコイルですが、手頃な強化品が無いのが悩みの種でして、色々と解決方法を考えてきましたが、ついに回答に辿り着きました。そう、コイツです。通称アウディーコイル
アウディーコイルのグロメットを取り外し、2ZZコイルのブーツを拝借します。
なんということでしょう。綺麗に収まるではありませんか。
そう簡単には行かず、1番でカバーに干渉します。
為せば成るのよ。
これで解決で良いよね。
良いよね?
*トヨタのダイレクトイグニッションシステムにはIGF信号という監視用の信号があるのですが、他社用にはありません。解決しないと純正ECUではエラーが出るので使えないです。当店でECUセッティングして下さいねw
2ZZ&1ZZ用の排気側調整式スプロケット。製品が完成しました。
目盛り入り。1目盛でクランク角2度。調整の目安にしてください。ボルトがユニクロムメッキになっていますが、通常は黒染めになります。エンジンの仕様に合わせて好きなように調整してやってください。
価格は33,000円です。購入はこちらからどうぞ。
数年前から試作、テストを行ってきた2ZZーGEエンジンEX側用の調整式カムスプロケットですが、ようやく製品化の目途が立ちました。歯の形状が一般的な物では無いらしく、製品化が難航しました。
実際の製品には調整用の目盛も入ります。1ZZ-FEエンジンの排気側にも使用できます。
価格は33,000円(税込)となる予定です。予約割引を行いますのでご希望の方はこちらからどうぞ。
調整範囲は±20度(クランク角)となります。
吸気側はVVTを生かした方が良いです。ハイカム組付け用のVVT動作角度制限用のパーツも開発中です。
随分と時間があいてしまいましたが問題の吸気系の性能はどうだったかというと
Mainline社のシャーシダイナモでの測定結果です。ダイナパックでのTCF1.0相当、ローラー換算で265ps程の結果でした。エンジン本体は1.8Lのノーマルカム、ハイコンプ。社外エキマニ、サーキット用の触媒レス。
同じ仕様のエンジンで純正インマニの場合と比較するとこのようになります。今回は長めのファンネルを使用し、3500回転からトルクもりもり。ハイカム領域は圧倒的でノーマルインマニでの高回転でのトルクの落ち込みがなくなり、8000回転で約25馬力の差がついています。
DBWによる純正のような扱いやすい特性に四連スロットルならではの音やレスポンス、高回転での圧倒的なパワー。社外ECU必須となるので導入コストは嵩みますが、軽量なロータスが一層楽しくなります。
2ZZの性能を引き出すにはインマニを改善する必要を感じていたのですが、適当な製品がありませんでした。当社でよく触るロータス用だとスロットルはDBWになっているモデルが大半で、わざわざケーブル式に変更するのは昭和~平成前期に逆行するかのようで抵抗を感じてしまいます。
DBW(ドライブバイワイヤ)つまり電子制御スロットルの恩恵は大きく、大容量のスロットルをごく普通に乗れるようにセットアップ出来、リアエンジンだと機械式のケーブルの抵抗も無く、社外ECUでの制御だとレスポンスも問題有りません。Lotusだと、元々レスポンスは気にならないと思います。現代のNAチューニング、特に街乗りを行う車両には必須と言えます。
それを4連でやったらどうなるか。悪いわけがありません。で、インマニ作って試しました。
削り出しのインマニ。内径は3D形状でスムーズに小判型から円形に変化させています。設計は完全内製で理想的な形状に仕上げています。製造は5軸のマシニングを使用するため外部に委託。今後、現実的な価格で販売出来そうです。ハイコンプ仕様のエンジン推奨、社外ECU必須の為、一式のコストは結構かかりますが、チューニングエンジン好きな方はそれ以上の満足度が得られると思います。端的に言うとレスポンス最高、吸気音最高、かつ乗り易いという文句の付け所が無い結果でした。もちろんパワーも出てますw
今回はボックス付きなので、フランジアダプタと専用のファンネルを使用します。出来れば長さを変えてトルク特性を調整出来ると良いのですが、今回は時間が限られるため断念、経験を元に決定し製作。
続編は後日アップします。