ECUセッティング施工例 2ZRSC

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今年も残り一か月となりました。おかげさまで今年は過去最高のセッティング施工台数となりました。

今日もセッティングを施工したのでその紹介です。

S3 Elise 2ZR

現車合わせは基本的にダイナパックを使用しています。
VVTのセッティングには高精度なシャーシダイナモが必須といえます。

2ZR SC

一見NAに見えますが、インマニにスーパーチャージャーと水冷インタークーラーが一体になっています。コンパクトですが2ZZSCのデカいインタークーラーより冷えます。今日は吸気温度17度~19度程で安定。

赤線がアクセルペダル開度、青線がスロットル開度

2ZRSCの特徴として、スロットルを使用してブーストを制御しています。今回は5500~6500回転辺りで大きく制御が介入していました。

データ変更後。中間からスロットルの開度が若干上がり、ブースト制御の介入無しにトップエンドまで回っています。

ECUデータ変更無しでプーリー交換だけだと制御が介入しパワーは殆ど変わりませんw今回はノーマルプーリーです。

2ZR 点火プラグ

アナログに点火プラグのチェック、燃焼室の内視チェックも行っています。

シャーシダイナモだけでは再現できない条件もあるので、試走して調整して完成となります。

ECUセッティングは随時受付中です。年内の予定は埋まり、来年1月の施工となります。詳細はこちら。

日産 A型&L型用 バルブシートカッター

L型用 セット例

写真の物は日産の名機L20用に見繕ったシートカッターの一式です。今回はバルブサイズは吸気側38mm、排気側33mm、ステム径8mmとの事。38㎜あたりから5枚刃のカッターのメリットが大きくなるのでお勧めしています。径が大きくなると刃が多い方が安定して加工できます。2バルブエンジンだと吸気バルブと排気バルブのサイズ差が大きく、バルブシートカッターも2サイズ必要になる場合が多く、今回も2サイズ用意しています。

上の2つのカッターの色が異なりますが、品番によって異なる訳ではなく、製造ロットによって結構違います。海外製品ならではの味だと思ってくださいw

IN用の30度、45度は5枚刃カッター

今回はカッター直径31.8㎜と38㎜、対応バルブサイズが30㎜~42㎜程度になります。A型にもちょうど良いサイズで、L28用だともう一回り大きいカッターになります。

自分で加工できると微妙なセット長の調整や、少し当たり幅が広い等といった場合に便利です。

恐怖の社外エアフロセンサー

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近年の四輪エンジンは排ガス低減の為、ほぼ100%がエアフローセンサーを採用していると思われます。精密な計測を行うセンサーで定期的な交換が必要になります。

Amazon等で検索すると格安な互換品を謳う商品が見つかる場合もありますが、出力特性を似せただけの粗悪品で結構危険なのでご注意ください。

コピー品には品番、メーカー刻印が無い

純正品との比較

吸気温度センサー素子比較

右が純正品です。エンジンの振動を受けるのでセンサー素子の足は板状の専用品になっています。左のフェイクは一般的なセンサー素子をはんだ付けしてあるので折れる確率が高いです。折れたら運次第で燃焼室行きです。素子の上の開口部の形状も全然違いますねw

ホットワイヤ部分比較

この例ではホットワイヤ式なのですが、それぞれ2個並んでいるセンサー素子の左側の形状がコピー品の方は大きく異なります。2個並んでいるのは、特性が異なる素子を使い分け低流量と高流量を幅広く高精度で計測するためです。左側は高流量側です。熱容量が大きくなるとセンサーの反応が悪くなります。

このセンサーがついていた車両の場合、低負荷で走っている分には大きな違和感は無いのですがアクセルを大きく開けた瞬間にセンサーの反応が間に合わず、燃料が薄く、息継ぎ症状が出ていました。

エアフローセンサーは燃料制御と点火時期制御の基準になる重要なセンサーです。エンジンの調子を保つには純正品を使用してくださいね。

MR-S+2ZZ用 チタンサクション在庫あり

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2ZZスワップ用のチタンサクションですが、基本的に受注生産なのですが、材料の価格高騰の影響での値上げを避けるために2点まとめて単品時より割引してもらいました。相変わらずのクオリティー。

アルゴンガスを内部に充填して溶接しているので、割れにくいです。

数は出ない部品で非常に手間がかかる物なので、そのうち値上げとなる可能性が高いです。

MR-S純正エアクリーナーBOX用で、純正っぽく収まります。

贅沢な逸品はいかがでしょうか?

詳細はこちらをご覧ください。オンラインショップにて販売中です。

Cosworth BDR用 特注ピストン

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bore 85mm, comp. height 25mm, weight 276g

名門コスワースの名機BDR用に2種類の特注ピストンが完成したので紹介します。

一つ目はボア85㎜、すでにロングコンロッド化されており、既存のピストンが使用できないので特注製作となりました。形状は鍛造型との相性も良く、追加の軽量化工無しで276gとなかなか軽量になりました。

コンプレッションハイト(CH、通称ピンハイト)が約1インチとかなり思い切った寸法になっており、元のピストンは寸法設定の影響で溶損していました。今回はトップランド寸法を稼ぐためサポートレールを採用し、トップランドの厚みを増して対策しています。

迫力のトップランド幅 ピン穴とオイルリング溝の激しいオーバーラップ設定

オイルリングが脱落しないようにリング溝内の下側にピストンリング状の部品(サポートレール)を装着してからオイルリングを組付けます。

BDR 90.5mm

もう一つはボア90.5㎜と大分デカいです。フラットトップに深いリセスで重くなりそうだったので軽量加工有りでの発注にしました。

ノーマル寸法

こちらはコンプレッションハイトも純正と同等です。約36.7㎜と1.5倍近く高いです。

CPの3D軽量加工オプション MILの加工跡

重量は358gで純正の390gと比較するとまあまあ軽くなりました。軽量加工無しだと純正と同等かやや重たくなっていたと思われます。

IN側バルブリセス

とがったエッジが出来やすい場所ですが、図面で処理を指定しています。絶妙な形状に仕上がっています。

エンジン屋ならではの気遣いで製作しております。ピストンの供給や仕様でお困りの方はご相談下さい。