2ZZエンジン用 調整式カムスプロケット予約受付中

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数年前から試作、テストを行ってきた2ZZーGEエンジンEX側用の調整式カムスプロケットですが、ようやく製品化の目途が立ちました。歯の形状が一般的な物では無いらしく、製品化が難航しました。

実際の製品には調整用の目盛も入ります。1ZZ-FEエンジンの排気側にも使用できます。

価格は33,000円(税込)となる予定です。予約割引を行いますのでご希望の方はこちらからどうぞ。

調整範囲は±20度(クランク角)となります。

吸気側はVVTを生かした方が良いです。ハイカム組付け用のVVT動作角度制限用のパーツも開発中です。

続 2ZZ NA 究極の吸気系

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随分と時間があいてしまいましたが問題の吸気系の性能はどうだったかというと

Mainline社のシャーシダイナモでの測定結果です。ダイナパックでのTCF1.0相当、ローラー換算で265ps程の結果でした。エンジン本体は1.8Lのノーマルカム、ハイコンプ。社外エキマニ、サーキット用の触媒レス。

同じ仕様のエンジンで純正インマニの場合と比較するとこのようになります。今回は長めのファンネルを使用し、3500回転からトルクもりもり。ハイカム領域は圧倒的でノーマルインマニでの高回転でのトルクの落ち込みがなくなり、8000回転で約25馬力の差がついています。

DBWによる純正のような扱いやすい特性に四連スロットルならではの音やレスポンス、高回転での圧倒的なパワー。社外ECU必須となるので導入コストは嵩みますが、軽量なロータスが一層楽しくなります。

ロータス エリーゼ用 シフトレバー強化部品 製品化のお知らせ

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以前より受注生産で対応していたシフトレバーの根元の関節部分の部品ですが、純正部品が生産廃止となり、注文が増えているので正式に製品化致しました。量産効果で価格が抑えられ、納期も短縮されます。

トヨタエンジンのS2からS3の途中までは関節部分のボールが樹脂製になっており、割れて破損し、シフトチェンジ不可能になったり、摩耗によりシフトフィールが悪化しやすいです。そもそもこいつ、あまり丸く無いです…

今回の車両だと、レバーのがたつきが増えた結果1-2速に入らなくなっていました。分解すると破損はありませんでしたが、ボールの樹脂が削れて白いグリースが青く変色しています。

ボールを割って取り外すとこのように横向きのロッドが別部品で加締めてあります。1ZZ、5速の車両だと丸棒の為、特に加締め部分で割れやすいです。加締めにより変形しているので、変形を戻してから研磨して微調整、溶接を行います。

取り付けにはTIG溶接が必要です。部品のみの販売も可能ですが、レバーを送っていただければ当店で溶接まで施工可能です。今回は抑え部分を面研して組付けて余計な遊びを無くしました。ビスにロック材を塗布し、締め加減で調整してください。強すぎると動きが渋くなり、弱すぎるとガタが出ます。

トラブルを未然に防ぐために定期的にシフトレバーの左右の遊びを点検してみてくださいね。ごく軽い力で動く距離が10mm近いと交換を推奨します。今回の交換前は12mm程度、交換後は3mm程度になりました。シフトフィールも節度感が出ます。シフトケーブルの劣化も起こりがちなので併せて点検交換して下さい。

適合情報 (12/14追記)
1ZZ、2ZZ全車
1ZR&2ZR前期
確認中ですが、2GR前期も適合するようです
適合が不明な場合、大ボール直径31.5mm、小ボール直径約10mmなので、現物を計測してみてください。

オンラインストアに追加しました。
溶接加工あり
部品のみ

2ZZ NA 究極の吸気系? 完成しました

2ZZの性能を引き出すにはインマニを改善する必要を感じていたのですが、適当な製品がありませんでした。当社でよく触るロータス用だとスロットルはDBWになっているモデルが大半で、わざわざケーブル式に変更するのは昭和~平成前期に逆行するかのようで抵抗を感じてしまいます。

DBW(ドライブバイワイヤ)つまり電子制御スロットルの恩恵は大きく、大容量のスロットルをごく普通に乗れるようにセットアップ出来、リアエンジンだと機械式のケーブルの抵抗も無く、社外ECUでの制御だとレスポンスも問題有りません。Lotusだと、元々レスポンスは気にならないと思います。現代のNAチューニング、特に街乗りを行う車両には必須と言えます。

それを4連でやったらどうなるか。悪いわけがありません。で、インマニ作って試しました。

削り出しのインマニ。内径は3D形状でスムーズに小判型から円形に変化させています。設計は完全内製で理想的な形状に仕上げています。製造は5軸のマシニングを使用するため外部に委託。今後、現実的な価格で販売出来そうです。ハイコンプ仕様のエンジン推奨、社外ECU必須の為、一式のコストは結構かかりますが、チューニングエンジン好きな方はそれ以上の満足度が得られると思います。端的に言うとレスポンス最高、吸気音最高、かつ乗り易いという文句の付け所が無い結果でした。もちろんパワーも出てますw

スロットル全開だとバルブ丸見え。スロットルボディーのポート側を機械加工で大幅に拡大し、内径の段差も無くしました。

今回はボックス付きなので、フランジアダプタと専用のファンネルを使用します。出来れば長さを変えてトルク特性を調整出来ると良いのですが、今回は時間が限られるため断念、経験を元に決定し製作。

続編は後日アップします。

月刊アコード8月号 タイヤ交換

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当社のアコードですが、トレッドが摩耗してツルツルだったので、タイヤ交換しました。今回選択したのはミシュランのパイロットスポーツ5。乗り心地とハンドリングのバランスを求めての選択でした。ボディーの厚みとタイヤサイズのバランスが悪く感じていたので、幅を225に変更して外径を10mm程度拡大。フェンダークリアランスも指一本分で狙い通り。乗り心地重視の柔らかい足なので、車高はこれ以上攻めません。むしろ上げるかもw

元のタイヤが謎の格安タイヤだった事もあり、静粛性と小ギャップでのダンピングが大幅に向上しました。

タイヤは車の乗り心地、操作性を左右する重要な部品です。種類が多すぎて好みに合う銘柄を見つけるのが大変ですね。

タイヤに詳しいショップと仲良くなるのが正解までの最短ルートかもしれません。エンジン屋なので当店には相談しないでくださいw

次号予告 ECUかな?隔月になりませんようにw