新型コンロッド入荷しました

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設計の改良に加え、製造側のクオリティーも向上しました。ショットピーニングの粒度感も良くなり、上品な仕上がりになりました。設計の良し悪しも有りますが、材質、熱処理、製造に使用する加工機械、マシニストの腕前、仕上げの研磨、バリ取り等、様々な要素が品質を左右します。

トヨタ4E&2E用 フルフロー用ブッシュ入り小端部、ARP2000 3/8インチボルト仕様で約400gと軽量かつ、ブロックとの干渉が無いのが当社製の特徴です。安価な他社製は重くてがっつり当たったりするので注意して下さい。逃げ加工の手間考えると差額分の価値あると思います。ボルトが一回り細い5/16インチの物もあるので慎重に選んで下さい。9.5mmと7.9mm、断面積だと約31%違います。

こちらはB18C用。ARP2000 3/8インチボルト仕様 小端部幅はフルフロー仕様&専用設計で21.8mm幅にしてあります。一部ピストンとは干渉する場合があります。選択時には注意して下さい。NAのチューニングエンジン~450PS程度のターボ用として設計してあります。

レーザーでロッド側とキャップ側に同じシリアルナンバーが入っていますので、洗浄時にマーキング無しでばらしても大丈夫です。

ロゴもシンプルで良い感じ。シークレットでもう一種。そのうち紹介します。

不良時の返品交換等のサポートもしっかりやるので安心してご注文下さい。

今だけ割引販売中です。(8/20 9/20迄に延長)

コンロッド バージョンアップのお知らせ

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以前より販売しています当社独自のコンロッドですが、一部製品の追加製作に伴い改良を加えました。

主な変更点は大端部周りの補強になります。燃焼圧による圧縮や慣性力による引張りを受け止める面積を増やし、変形しにくくしております。手間が掛かる分、価格も若干上がりますが、自信を持ってお勧めできる製品に仕上がっているかと思います。

蘊蓄を続けると切りが無いですが、シンプルに

恰好良いじゃん。

シンプルなのも悪くは無いけど、市場に飽和している現状ちょっと見飽きましたw
最小限の重量で必要な箇所を強くする。そんな設計です。

今回はトヨタの4E用とホンダのB18C用を製作しております。

今後は既存ラインナップの随時切り替えと、ホンダK20A、K24A等のラインナップを増やす予定です。

エンジン屋が自社企画、設計ならではの低コストで頑張ってます。

今だけ従来価格で割引販売中(8/20 9/20迄に延長)

以上。ド直球ダイレクトマーケティング記事。
業者さんはお手数ですがお問い合わせください。

DC2R Link G4x 長期テスト経過報告 (22/1/3編集&追記)

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Link G4x plugin メイン基板

当社の開発車両のDC2にてLinkG4+の純正置き替え型、プラグインタイプをテストしているのですが、G4xとなりいろいろと変更されているので確認のために入れ替えてテストしております。

G4+がG4xになり、ハードウェアの性能が向上しただけでなく、ソフトウェアも一新されて機能面でもいろいろと変更があります。実際に使ってみた感想をお伝えします。

車両仕様 DC2R 98spec 吸排気フルノーマル 380㏄マルチホールインジェクター ダイレクトイグニッション
ECU Civic Link 96 G4+からG4xに変更

ハードウェアの変更点

Linkのプラグインシリーズは共通のメインボードと車種別のアダプターボードで構成されており、G4xになってもCivic Link側の基盤は同一でした。変わらずエアコン入力の回路に対策が必要です。

移行作業

G4xに変更する際の作業 G4+のデータファイルの読み込みはできません。設定はおおよそ同じで大丈夫ですが、マップをいちいちコピペするのが結構手間です。微妙に燃調がずれたので、再セッティングは必要だと思ったほうが良いです。

気に入った改善箇所

各種補正の分解能が向上 例 点火時期吸気温度補正が0.5度から0.1度単位に 目標空燃比も0.1単位で補正が可能になりました
ロガー機能の向上 最大1000hzで取得可能に。メモリー容量も100倍以上に。セッションごとのダウンロードが可能になり、読み込み時間は100倍にならずw
ノックコントロールの設定がかなりシンプルになりました
アイドリング周辺は改善点が多いです。点火時期制御が詳細の設定いらずで優秀でした。ハードな仕様だと手動で設定できないのがデメリットになるかも。PID設定にてゲイン等を設定できるので特殊な仕様でも大抵対応出来そうです。
エアコンON時のアイドルアップが増えたのも良いと思います。

今後に期待

プラグインの車種ラインナップが増えているのは良いのですが、古めの車両の場合エアコン入力の信号電圧がON時も0Ⅴにならず、1.5V程度になっているケースが多いです。Linkだと1.2V以上だとHighと判定されるので、正常に作動しません。
当社取り付け時は個別に対策を行っていますが、メーカー側でも閾値を変更できるようにするか、入力バッファ回路を基板上に組んでほしいものです。
燃料マップ、点火マップの回転軸22セルは少なく感じます。マップの切り替えや補正で細かく制御もできますが、メインに30程度は欲しいですね。
入出力の設定はG4+の方が分かりやすかったです。
4D燃料補正の最大補正量をせめて±100%にして欲しい。±60%じゃ使い方が限られます。

G4+からの変化はあったのか?

適切なセッティングが出てればどちらを使用しても出力は変わりません。アイドリングの点火時期制御がかなりきめ細かくなった為、アイドリングの安定性は劇的に向上しました。予想外の変化として中高回転域で排気音がクリアになりました。データログの回転数が安定しているので点火時期制御も安定しているのだと思われます。
敏感な人なら体感はできるが、G4+で機能的に問題が無ければ買い替える程ではないと思います。