
コンスタントにご依頼頂くエリーゼ&エキシージ用シフトレバーの補修、強化加工。重なる時には同時に二本届いたりします。今回はRHD5速とRHD6速です。まとめて施工出来ると少し楽な反面、混同しないよう緊張感があります。エリーゼ系でこの形式のレバーならハンドルの左右、5速、6速を問わずに加工対応可能です。
トヨタエンジン車両の場合の点検方法をまとめておきます。
シフトフィールトラブルシューティング方法
動きが重い場合
- センターコンソールとの干渉の有無を確認、干渉している場合、ケーブルの長さを調整する 普通に当たるのがロータスクオリティーですが、6速車のリバース等で干渉が酷いケースが良くありますw
- エンジンルーム内でクランクベル(リンケージ)のウエイトがヒーターホースと干渉していないか確認する
- シフトケーブルを点検交換する
ガタが多い場合
- 各部のシフトケーブルのロッドエンドの摩耗を点検する
- シフトレバー根元のボールの破損、バックラッシュを点検する、リテーナーのビスを増し締めしてみる 駄目な場合、強化加工をご依頼下さい。
ボールの確認が面倒です。当社の場合、センターコンソールASSYを外して点検します。

今回はどちらも予防的施工で支点の樹脂ボールも一応無事です。硬度が低いので摩耗しています。支点に金属粉が入り込み、摩耗を加速しているケースも多々あります。
摩耗すると動きにガタが出てシフトフィールが悪化します。動きが重たい場合はシフトケーブル側の問題です。動きが悪い場合、早めに対処しないとレバーに負荷がかかり、折れやすくなります。

分解ついでにボールを抑える部品(リテーナー)を削り、キッチリ抑えられるようにしておきます。通常0.3~0.4mm程度削っています。残念ながら、上側はボール部分を解体しないと単体にならず、綺麗に面研出来ません。ついでに埋まった金属粉も除去しています。経年劣化で変形し、ビスを締めてもガタが減らない状態になっている車両もありますが、面研することでビスの締め具合でレバーの動作感を調整できるようになります。

溶接して磨くとこうなります。
当初は破損したレバーを治せないか、というお客様の要望で始まった強化加工ですが、シフトフィールがかなり良くなるという副産物が予想以上に大きく、初施工時には驚きました。
シフトフィールがイマイチな車両にお乗りの方は、改善と破損防止で予防的に施工しておく事をお勧めします。スロットルのレスポンス、ブレーキペダルのタッチ、ステアリングの応答性、シフトフィール。この辺が仕上がると運転が格段に楽しくなります。
溶接用の部材のみの販売と、レバーを送ってもらい、加工後に返送するサービスの2通りをご用意しております。金属加工とTIG溶接に自信がある方以外は加工をご依頼下さい。


